ポテンツァ

POTENZA(ポテンツァ)とは

POTENZA(ポテンツァ)は、RF(高周波)エネルギーをマイクロニードル(極細の針)先端から出力する医療機器です。
ニードルを皮下へ刺入し、針先からRFを照射することで、表皮に熱損傷を起こすことなく真皮層に直接熱エネルギーを与えます。

 

POTENZAのここが新しい!

これまでもマイクロニードルRFによる瘢痕治療は行われてきましたが、POTENZAは多彩なチップを備えており、瘢痕やリジュビネーション治療のみならず、アクネ・肝斑・赤ら顔などの様々な適応の治療ができることが特徴の一つ。

1台で様々な疾患に働きかけることができる最新のマシンです。

 

美肌になる仕組み

マイクロニードルを刺したことによる微細な傷穴や、真皮層にRFの熱ダメージを受けたお肌は、その傷を治そうとする創傷治癒力がはたらき、元の状態に戻ろうと、コラーゲンやエラスチンなどが新たに産生されます。
この過程は2か月程度続き、これによりお肌にピンとハリが出て、瘢痕によるクレーター肌、シワ、毛穴の開大などの改善効果が期待できるのです。
なお、RFの熱エネルギーにより皮内でたんぱく質変性が起きますので、即効性のあるタイトニング効果も得られます。

 

さらにPOTENZAは独自のドラッグデリバリーシステムを搭載!

「ドラッグデリバリー」とは、ニードルを抜去すると同時に空気によって薬液を均一に注入するPOTENZA独自のシステムです。
薬剤を塗布したお肌にマイクロニードルRFを照射し注入することで、有効成分を真皮層に効率よく届けることが可能になりました。
他のメソセラピーと比べてもPOTENZAの方がより均一に成分を行き渡らせることができるのも特徴です。

 

毛穴・ニキビ跡

このような方におススメです

 凹凸が目立つクレーター肌の方
 瘢痕(スカー)に悩んでいる方
 他のアクネスカー治療に効果を感じていない方

POTENZAはニキビ跡治療の最先端治療

POTENZAでは、〈ニードル穿刺による創傷治癒プロセス〉〈モノポーラRF照射による引き締め&組織再生〉〈ドラッグデリバリーシステム〉によるトリプル効果で、クレーターのニキビ跡や毛穴に効果を発揮します。

 

STEP1:ニードル穿刺による創傷治癒プロセス

マイクロニードル(極細の針)で皮膚表皮層を傷つけずに微小な穴を開け、それを修復する創傷治癒の過程で、新しい組織を形成するコラーゲンとエラスチンの生成が促され、肌質改善、毛穴、小じわへの効果が得られます。

 

STEP2:RF照射による引き締め&組織再生

POTENZA(ポテンツァ)は、コラーゲンを生成する真皮層にのみRFをダイレクトに照射。照射後の熱ダメージを治そうと「創傷治癒作用」のスイッチが入り、コラーゲン生成が促進されます。コラーゲンが生成されることで、皮膚の厚みや弾力が増し、ハリツヤのある肌へと導きます。また、RFの熱エネルギーにより皮内でたんぱく質変性が起きますので、即時的なタイトニング効果も得られます。

 

STEP3:ドラッグデリバリーによる組織ボリュームアップ効果

POTENZA(ポテンツァ)は、針穴に均一に薬剤を浸透させるポンピング機構付ニードルチップにより、薬剤相乗効果を追求!
薬剤を塗布したお肌にマイクロニードルRFを照射し注入することで、有効成分を真皮層に均一に効率よく届けることが可能になりました。
従来の治療法において達成しずらかった浸透効率を高めます。

ドラッグデリバリー機構搭載のポンピングチップ


ポンピングチップには穿刺時に肌に陰圧をかけ、その後の陽圧によって薬剤を均一に浸透させる独自機構が搭載されています。

 

ドラッグデリバリー併用薬剤

〈人気No.1!McCoom〉
McCoom(マックーム)は、POTENZA専用に開発した粒子の細かいPLLA(ポリ乳酸)製剤です。
体内で数か月~約2年かけて水分と二酸化炭素に分解される成分で、アレルギー反応がなく安全です。
皮下に注入することで真皮コラーゲンの産生を促進させ、毛穴・ニキビ跡を改善させます。

〈コラーゲンブースターPCL〉
吸収性縫合糸PCL(ポリカプロラクトン)を主成分とする、コラーゲン再生を目的とした製剤です。注入後、約12か月かけて徐々に分解される間、持続的にコラーゲンを産生するため、効果が長持ちするのが特徴です。
お肌のハリと弾力性を高めますが、特に目元や口元のシワの改善が期待できます。

〈SUNEKOS スネコス〉
「非架橋のヒアルロン酸」と「6種のアミノ酸」を特別の比率で配合し、コラーゲンとエラスチンの合成を同時に促進!
お肌のハリや弾力がアップして、小じわや毛穴が目立たなくなります。

〈BOTOX ボトックス〉
ボトックスを真皮に浸透させることで、顔全体の小じわを改善し、ツヤのある陶器肌に導きます。
汗の分泌も抑え、メイクの持ちもアップします。

 

肝斑

ニードルRFによる新しい肝斑治療

RFによってメラニン生成過程を抑制します

POTENZAは、肝斑の原因であるメラノサイト自体に直接RFエネルギーを与えてメラニンの産生を抑制する効果があります。

従来のトーニング治療では、弱い出力で穏やかに色素排出を促すことで肝斑改善を狙うため、高い効果を実感される患者様がいらっしゃる一方で、稀に悪化や白斑が生じるトラブルも報告されています。

POTENZA(ポテンツァ)の肝斑治療なら、メラニンを作るメラノサイトに直接アプローチする全く新しい理論で、従来の治療で効果が得られなかった患者様にも肝斑の改善が期待できます。

POTENZAにより新たな理論で肝斑にアプローチ

「肝斑治療にPOTENZA」全く新しい治療法が誕生しました。

point1:メラニンを作る働きを抑える

肝斑は、皮膚に存在しているメラノサイトが活性化されることで作られたメラニンが表皮に沈着している状態です。

POTENZAの肝斑治療なら、メラノサイトに直接アプローチして、メラニン産生を抑制することで<肝斑を作らない肌を目指す>という全く新しいアプローチ法で、従来の治療で効果が得られなかった患者様にも肝斑改善の可能性が拓けます。

また、従来の肝斑治療で起こる可能性のあった色素沈着、再発の可能性、白抜けなどのリスクなどの心配がなく、高い肝斑治療効果が見込まれます。

point2:均一で安全なエネルギー照射が可能

POTENZA(ポテンツァ)による肝斑治療は、肝斑専用の極細のニードルを刺入し、エネルギーを照射します。肝斑の原因であるメラノサイト周辺にエネルギーを届けることができるため、肝斑治療に効果が期待できるのです。

また、治療部位や肌質によって異なる皮膚の抵抗値をリアルタイムでモニタリングし最適な値に調整する独自のテクノロジーを搭載しているため、肌質に関わらず均一で安全なエネルギー照射が可能です。

 

point.3:痛みが少なくダウンタイムも最小

レーザートーニング治療では、施術回数を重ねるごとに、レーザーのパワーを上げていき、徐々にメラニン色素を排除していきます。そのため、照射するエネルギーが強くなるにつれ、痛みを感じやすくなります。

一方で、ポテンツァでの肝斑治療は、毎回同じパワーでエネルギーを照射し、メラノサイトの働きを抑制します。そのため、痛みを抑えダウンタイムも少ないのが特徴です。

 

ドクターのアドバイス
当院では、ピコトーニングによる治療を複数回行い、メラニン色素を除去するというのがこれまでの治療方法でした。肝斑は一度消退しても、ホルモンバランスなどにより再発することもあり、治療に難渋する場合もあります。ポテンツァは、色素を生成するメラノサイトの働きを抑える治療のため再発しにくくなるのが従来の治療にない特徴です。

すでにお肌に沈着している肝斑はピコレーザーで除去しつつ、ポテンツァで予防し再発を防ぐコンビネーション治療がおすすめです。

 

酒さ・赤ら顔

血管新生を減少させる「赤ら顔」へのアプローチを実現

酒さは、頬や鼻、顎など顔の中心部が赤くなる疾患です。
特徴的な症状として、いわゆる「赤ら顔」と呼ばれる、皮膚の赤みと火照りが挙げられます。また、ニキビに似た赤いブツブツ(紅色丘疹)が生じることもありますがニキビとは違う病気です。
酒さの原因は、まだ完全に明らかになっていませんが、遺伝的な要因や環境因子が複雑に関与していると考えられています。

POTENZA(ポテンツァ)の赤ら顔治療は、レーザー治療とは違うアプローチにより、血管新生を抑制し、再発も防ぎます

レーザー治療では火傷のリスクがある日焼け肌や色素の濃いお肌の方でも、火傷のリスクが少ないため安心です。

酒さと血管内皮増殖因子(VEGF)

POTENZAによるRF照射は、VEGF による血管新生に関連するプロセス(チューブ形成、細胞移動、内皮細胞増殖など)を抑制する働きがあり、酒さの治療に有効です。

VEGFとは ❖
血管内皮細胞増殖因子(vascular endothelial growth factor: VEGF)は、血管新生を促す細胞増殖因子です。
酒さの原因はまだ特定されていませんが、近年の研究ではVEGFがその発症に関わると考えられています。
VEGFが血管内皮細胞に作用すると、細胞の分裂や分化などを誘導し、その結果、既存の血管から枝分かれした新たな血管が形成されます。
通常、血管新生は抑制されていますが、炎症、癌、関節リウマチ、糖尿病などの病態により誘引され、酒さにとっては悪化因子となります。そのため、異常血管の新生を抑制することは、酒さの予防・治療において重要となります。

❑ レーザー治療との違いについて

当院では、毛細血管拡張型酒さ(紅斑、毛細血管拡張)には、VビームⅡ(パルス色素レーザー)や、フォトフェイシャルM22(IPL)による治療、丘疹膿疱型酒さにはアキュパルス(炭酸ガスレーザー)による治療を行うことがあります。
ただし、レーザーやIPLによる治療が表皮の損傷を引き起こす可能性があり、日焼け肌や肌の色が濃い患者様には火傷のリスクがあるため使えません。
POTENZAは日焼けや皮膚の色の濃さに関わらず、酒さを改善することができ、特に酒さの大きな悩みである「ほてり感」を軽減させます。

ニキビ・汗管腫

RFでアクネの原因となる皮脂腺を破壊し、再発させない根治治療

ニキビ治療に関しては、ニキビ治療に特化したチップで、ニキビの1つずつに直接RFを流し、ニキビの発症箇所である皮脂腺を破壊し、再発させない治療を行うことが可能です。同様の方法で汗管腫の治療も可能となりました。

ダイアモンドチップ

ポテンツァに新しいタイトニング治療が加わりました

ダイアモンドチップとは

特徴1 針を使わないRF治療

ポテンツァは、極細針を皮膚に刺してRF(高周波)の熱エネルギーを届け、コラーゲンの産生を高める治療〈マイクロニードルRF〉ですが、ダイアモンドチップは、針を使わない新しいハンドピースです。
※肌との接触部にゴールドを用いているため、ゴールドのアレルギーがある方は施術できません。

特徴2 より強力なタイトニング・たるみ治療

ダイアモンドチップは、1shotでRFの熱エネルギーをモノポーラ(皮膚深くまで強いエネルギーを伝達)とバイポーラ(皮下で左右均一に伝達)を連続照射し、表皮~真皮に素早く効果的に熱を伝達し、即効性のあるタイトニング・たるみ効果を発揮します。

特徴3 痛みなし!ダウンタイムなし!

ダイアモンドチップによるタイトニング治療は、痛みが少ないため、お痛みの弱い方でも安心して受けていただけます!
さらに、赤みなどのダウンタイムもほぼなく、お仕事やイベントのスケジュール調整の必要もありません。

このようなお悩みにダイアモンドチップはオススメです
✔ 口の周りのたるみが気になる
✔ ほうれい線が深くなった
✔ 目の下がたるんできた
✔ フェイスラインを引き締めたい

ダイアモンドチップ症例写真

case1

料金

POTENZAについて

治療内容 POTENZAとは、多彩なマイクロニードルのチップを備えた、RF(高周波)治療機です。症状に適したチップを使用し、RFを照射することで、様々なお肌の悩みに働きかけます。
費用 料金表に記載
治療間隔・頻度 【ニキビ跡・瘢痕】
■来院目安: 46週おき
■回数目安:浅い瘢痕は3~5回、深い瘢痕は5~10回
【アクネ・汗管腫】
■来院目安: 46週おき
■回数目安:3~5回
【シワ・毛穴・リジュビネーション・タイトニング】
■来院目安: 46週おき
■回数目安:3回~
【肝斑】
■来院目安: 2週おき
■回数目安:5回~
【酒さ・赤ら顔】
■来院目安: 46週おき
■回数目安:3回~
副作用・リスク 感染、色素沈着、毛嚢炎、紅斑
未承認医療機器について 当製品は未承認医療機器です。
入手経路 Jeisys Medical Inc.より、医師が個人輸入しております。
※承認を受けていない医薬品・医療機器については下記のページをご確認ください。

ご確認はこちら

国内の承認医薬品等の有無 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
諸外国における安全性等に係る情報 以下の認証を取得しております。 MFDS(2019.01)
問い合わせ先 わかこ皮ふ科クリニック ☎026-217-1230

酒さ・赤ら顔

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美容皮膚科