ハイドロキノンとは？
ハイドロキノンは、イチゴ類、麦芽、紅茶、コーヒーなど天然にも存在する成分ですが、還元作用があり写真の現像に使われています。写真を現像していた人の肌が白くなったことから美白作用に注目されました。
ハイドロキノンの美白作用について
シミの原因であるメラニンはチロシンから酸化反応を経て生成されます。
ハイドロキノンには、
- メラニンの生成に関わる酵素チロシナーゼの働きを抑制する作用と
- 酸化反応で生成されたメラニンに対する還元作用により、メラニンの色を薄くする働きがあります。
つまり、これからできるシミを予防する効果と、すでに出現しているシミを薄くする効果が期待できる強力な美白剤であり、「お肌の漂白剤」とも呼ばれています。
ゼオスキンヘルスのハイドロキノン製品
ハイドロキノンによる漂白作用でシミの原因となるメラニン色素の産生を抑えます。容量：80mL 12,000円＋税
トレチノインとミラミックスを手のひらで混ぜてから塗布します。トレチノインと一緒に使うことで、均一に色むらのない透明感のあるお肌に導きます。容量：80mL 11,600円＋税
使用上の注意点
ハイドロキノンは、非常に強い作用のある美白成分です。
そのため使用する際はいくつか気をつけなければならないポイントがあります。
使用前にはパッチテストや使用テストを行います
ハイドロキノンはシミに効果的な美白成分ですが、人によってはかぶれたり、皮膚への刺激が起こることがあります。そのため、使用前には使用テストを行い、赤みや刺激、乾燥症状、痒み、アレルギー反応などが出ないか確認することをお勧めいたします。
紫外線対策を忘れずに
ハイドロキノンはメラニン還元作用を持つ成分であるため、紫外線から肌を守る役割を担っているメラニンが少なくなり、肌が無防備な状態になります。そのため、ハイドロキノン使用時は紫外線の影響を受けやすくなるので、日焼け止めをしっかり塗るなど紫外線対策を行いましょう。
よくあるご質問
どんなシミに効果がありますか？
皮膚の浅い層（表皮）のシミに効果がありますので、日光黒子や肝斑、そばかす（雀卵斑）、炎症後色素沈着などに使われています。
太田母斑やＡＤＭなど皮膚の深い層（ＡＤＭ）のシミには効きません。
ハイドロキノンだけでも効果がありますか？
ゼオスキンヘルスのハイドロキノン製品は、独自の技術により浸透性を高めているため単独でも効果がありますが、ケミカルピーリングやトレチノインと併用して使用することで、さらに浸透性が高まり効果アップが期待できます。
白く色抜けすることはありますか？
4％程度の濃度のハイドロキノンは適切に使えば、白い色抜け（白斑）は起こらないとされています。
ただし、当院では、安全性を考えてハイドロキノンを5カ月以上使ったら3ヶ月程休薬することを勧めています。
マイケルジャクソンが使ったのもハイドロキノンですか？
マイケルジャクソン氏が使ったのは、ハイドロキノンモノベンジルエーテルと言われており、ハイドロキノンとは別物です。
ハイドロキノンモノベンジルエーテルはメラニン色素の合成を非常に強く抑制しますが、色素細胞に対する毒性が強く、長期に使うと不可逆的（元にもどらない）白斑を生じることが知られているため、化粧品への配合は禁止されています。
妊娠中や授乳中も使用できますか？
妊娠中や授乳中の方もご使用いただけますが、妊娠中はお肌が敏感になることがあるため、医師とよくご相談ください。
ハイドロキノン製品は窓口で購入できますか？
ゼオスキンヘルスのセラピューティックプログラムを開始される方は医師の診察が必要です。
セラピューティックプログラムを継続中の方で、途中でミラミンを使いきった場合は、窓口での購入が可能です。
それ以外の方で、初めて使用される場合は、お顔にお使いになる前に使用テストを行って、刺激やアレルギーが出ないことをご確認の上、使用されることをお勧めいたします。
