エラボトックスの治療効果について
同じボトックス注射でも、表情ジワの治療とエラ・小顔治療では治療効果が異なりますので、エラボトックスの治療経過についてご説明いたします。
エラボトックスの治療経過は以下の1→2→3→…と経過します。
- エラ(咬筋)にボトックスを注射
- 治療数日後より筋肉の緊張が低下し始め、約1週間で噛みしめる強さが弱まり始める
- 奥歯を噛みしめたとき、治療前に触れた咬筋の硬い盛り上がりが柔らかくなる
- 1~2か月で見た目での変化がみられる(小顔効果)
- ボトックスの効果が徐々に弱まり、4カ月程度維持される
- その後、咬筋の緊張が戻り、徐々に筋肉が肥大してくる
やはり表情ジワに対する効果同様に、エラボトックスの治療効果も永久ではないため、効果を維持するためには繰り返しの治療が必要となります。
当院での治療症例
施術名:A型ボツリヌス毒素製剤注射
施術内容:Aボツリヌス毒素製剤の筋肉内注射
副作用:頭痛、眼瞼下垂、そう痒感、注射部位疼通、注射部腫脹、注射部出血班、注射部熱感
よくあるご質問
Qエラが張っています。治療の適応になりますか?
咬筋の肥大によりエラが張って見える場合は適応になります。ただし、下顎角部の骨の突出が原因であり咬筋自体の肥大が目立たない場合には適応外となります。
Q1回の治療で治りますか?
残念ながら、ボトックス注射の効果は3、4ヵ月で徐々に軽減しますので、咬筋が肥大する原因(例えば歯ぎしりや食いしばりなど)が継続している場合は定期的な治療が必要となります。
Q治療間隔はどのくらいですか?
咬筋が肥大する原因が歯ぎしりや食いしばりなど、個人差があるものであるため、エラボトックスの治療間隔は表情ジワの治療と異なり個人差があります。
そのため、咬筋が再び肥大してくるまでの期間とご本人様の希望でご相談させていただきます。
Q合併症について教えてください。
永久的な合併症は現時点において報告されていませんが、固い食べ物の噛みにくさや長い時間噛んだ場合の疲れを感じる方がいらっしゃいます。ただし、この場合も症状は通常1カ月以内になくなります。