グラッシュビスタとは
上まつ毛の長さ、豊かさ(太さ)、濃さを改善する外用薬
グラッシュビスタは、まつ毛が不足していたり、不十分であったりする睫毛貧毛症の患者さんに処方されています。
毎日塗布するとことで、まつ毛が長く、太く、濃くなることが期待できます。
※睫毛貧毛症とは、まつ毛が不足していたり、不十分であったりすることをいいます。
まつ毛お悩みチェック
チェックがついたら、まつ毛が不足していたり、不十分な状態かもしれません。
まつ毛の「短い・細い・少ない」は、医療機関で治療できます
まつ毛について
上まぶたのまつ毛は、90~160本、長さ8~12mm
下まぶたのまつ毛は、75~80本、長さ6~8mm
というデータがあります。
まつ毛を「長く、太く、濃く」する仕組み
グラッシュビスタの有効成分であるビマトプロストが、まつ毛の休止期から成長期への移行を促進し、成長期の期間を延長させることにより、まつげの「長さ、太さ、濃さ」の増大に寄与すると考えられています。
グラッシュビスタは厚生労働省承認
グラッシュビスタは、米国ではFDA(米国食品医薬品局)の承認により2009年からまつ毛貧毛症治療に使われており、2013年10月の時点で世界23ヵ国で承認され、多くの方々に使用されている医療用医薬品です。
日本では2014年3月に厚生労働省によって製造販売が承認され、同年9月から使用できるようになりました。
〈グラッシュビスタの処方を希望される方へ〉
グラッシュビスタの処方のみを希望される場合、予約は必要ありません。診察時間内にご来院いただき、受付で「グラッシュビスタの処方希望」とお伝えください。処方の際は、医師の診察が必要となります。
また、睫毛貧毛症(まつ毛貧毛症)の治療は保険適用外のため、患者様の同意のもとに行われる自由診療となります。別途、診察料がかかりますのでご了承ください。
料金
症例写真
治療名:睫毛貧毛症治療
治療の内容:上まつ毛の長さ、豊かさ(太さ)、濃さを改善する外用薬
副作用:虹彩色素過剰、眼瞼溝深化、眼瞼色素沈着、目の周りが多毛、まぶたのかゆみ、目がしみる、目のかゆみ、目の痛み
使い方
STEP1 ご使用の前に
グラッシュビスタは、夜、メイク落としと洗顔を済ませて清潔な状態にしてから使用します。
コンタクトレンズは外してください。再装着は、本剤塗布15分以上経過後に行ってください。
下まぶたに塗布したり、直接眼に点眼しないでください。
STEP2 ブラシの準備
ブラシを容器から取り出します。ブラシの毛先には触らないようにしてください(必ず専用のブラシをお使いください)。
ブラシを水平に持ち、ブラシの毛先部分にグラッシュビスタを 1滴落とし、染み込ませます。
STEP3 まつ毛の生え際へブラシで塗る
滴下後直ぐに、ブラシを使って、上まつ毛の生え際の部分を、目頭から目尻の方向へ丁寧に塗ります。下まつ毛には塗らないでください。
塗る時には、液が目の中に入らないように、下まぶたにつかないように気をつけてください。 塗布回数を増やしてもまつ毛の成長は促進されないので、1日1回を超えて塗布しないでください。
STEP4 生え際以外についた液を拭き取る
液が上まつ毛の生え際以外についた場合は、コットンやティッシュなどですぐに薬液をふき取るか、洗い流してください。
STEP5 ブラシを捨てる
片方のまつ毛を塗り終えたら、その都度使用したブラシは捨てて、再使用しないでください。
片方を塗り終えたら、新しいブラシを容器から取り出し、もう片方の上まつ毛にも、先ほどと 同じようにグラッシュビスタを塗ります。
使用上の注意
〇次の人は、この薬を使用することはできません。
過去にグラッシュビスタに含まれる成分で過剰な反応を経験したことがある人
〇次の人は、慎重に使う必要があります。使い始める前に医師または薬剤師に伝えてください。
●水晶体の無い人、眼内レンズを挿入している人
●目の手術をした人
〇この薬には併用を注意すべき薬があります。他の薬を使用している場合や、新たに使用する場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
〇妊娠または妊娠している可能性がある人は原則として使用を避けてください。
(動物実験で母乳に移行することが報告させています。)
〇小児(15歳未満)に対する安全性は確立されていないので、なるべく使用を避けてください。
〇眼疾患または眼手術後で治療中の人は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
〇他の医師を受信する場合や、薬局などで他の薬を購入する場合は、必ずこの薬を使用していることを医師または薬剤師に伝えてください。
〇高齢の人には、使用された経験が少ないため慎重に使う必要があります。
〇男性に使用された経験は限られています。
副作用について
〇メラニンの増加によりまぶたが黒ずむことがあります。また、目の周りが多毛になったりすることもあります。これらは、塗布を中止すると元にもどる可能性があります。
〇この薬を使用する場合には、これらの症状について、医師、薬剤師などから十分説明を受けてください。また、まぶたの色調変化や、目の周りが多毛になることを防いだり、軽減したりするため、塗布後は目の周りについた薬をよくふき取るか、洗顔してください。
〇まぶたのかゆみ、目がしみる、目のかゆみ、目の痛みなどの症状があらわれることがあります。このような自覚症状が持続する場合にはただちに受診してください。